開業時の通信インフラ準備ガイド|ネット回線・電話番号・法人携帯・FAXの選び方

開業時の通信インフラ準備ガイド|ネット回線・電話番号・法人携帯・FAXの選び方 通信・集客・ツール

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開業準備では、許可や資金に気を取られて通信インフラの手配が後回しになりがちです。ところが、光回線は申し込みから開通まで数週間かかることがあり、電話番号が決まらないと名刺もチラシもホームページも作れません。

この記事では、開業時に必要な通信インフラを「回線」「電話番号」「携帯」「FAX」の4つに分けて、選び方と手配のタイミングを解説します。

まずは全体像:何を・いつ手配するか

項目 手配の目安 理由
電話番号 開業1〜2か月前 名刺・看板・チラシ・サイト・グルメサイトなどに載せるため
光回線(店舗・事務所) 開業1〜2か月前 工事の予約が取りにくい時期(3〜4月など)は開通まで時間がかかる
モバイルWi-Fi 開業2週間前 光回線の開通が遅れたときのつなぎにもなる
事業用スマホ(法人携帯) 開業1か月前 電話番号を名刺に載せる前に用意したい
FAX 必要に応じて 取引先(飲食の仕入れ先、医療・建設業界など)がFAXを使う場合

1. インターネット回線

店舗・事務所なら光回線が基本

POSレジ、キャッシュレス決済端末、予約システム、防犯カメラ、来店客向けのフリーWi-Fiなど、店舗はインターネットにつながる機器が意外と多くあります。安定性を考えると、店舗・事務所には光回線が基本です。

  • ☐ 物件に光回線の設備が来ているか(入居前に管理会社へ確認)
  • ☐ 法人・個人事業主名義で契約できるか
  • ☐ 固定IPアドレスが必要か(防犯カメラの遠隔確認、VPNなど)
  • ☐ 工事日と内装工事のスケジュールが重ならないか

工事できない・すぐ使いたいならモバイルWi-Fi

自宅兼事務所のフリーランスや、光回線の開通待ちの期間は、工事不要のモバイルWi-Fiが便利です。ただし、通信量の上限や混雑時の速度低下があるので、POSレジや決済端末のメイン回線には向きません。

2. 事業用の電話番号

事業用の電話番号は大きく3種類あります。

種類 特徴 向いている業種
固定電話(NTTなどのアナログ・ひかり電話) 信用度が高い。店舗に縛られる 店舗型で、電話はお店でしか受けない業種
クラウドPBX スマホアプリで03・06などの固定番号を発信・着信できる。複数人で内線も使える 飲食店・美容サロン・士業・少人数のオフィス
050番号のIP電話アプリ 安い。番号の信用度は固定番号より低め 電話が少ないフリーランス

くわしいしくみと選び方は「スマホで03などの固定電話番号を使う方法」で解説しています。

クラウドPBXが開業時に選ばれている理由

  • 固定番号の信用とスマホの身軽さを両立できる
  • オーナーが外出中や施術中でも、スタッフのスマホで同じ番号の電話に出られる
  • 移転しても番号を変えずにすむ場合がある(番号の種類や移転先のエリアによる)
  • 電話機や配線工事がいらない

▶ 今のスマホで03や0120の発信・着信・内線ができる
例えばスマホで03や0120。転送じゃない。発信、着信、内線化。クラウドPBX「ナイセンクラウド」

3. 法人携帯(事業用スマホ)

「法人携帯」という名前ですが、多くのサービスは個人事業主でも契約できます。プライベートのスマホと分けると、次のようなメリットがあります。

  • 通信費をまるごと経費にできる(家事按分の計算がいらない)
  • 休日は仕事用のスマホの電源を切れる
  • スタッフを雇ったときに、同じ契約で台数を増やせる
  • 法人向けのかけ放題プランや端末の割引が用意されていることがある

法人携帯のメリット・デメリットは「法人携帯の選び方」で詳しく解説しています。代理店によってプランや特典がかなり違うので、複数社から見積もりを取って比べるのがおすすめです。一括見積もりサービスを使えば、条件を一度入力するだけで複数の業者に問い合わせられます。

▶ 法人携帯の業者に無料で一括問い合わせできる
【法人携帯】業者をお探しなら完全無料の一括.jp

4. FAX

「今どきFAX?」と思うかもしれませんが、飲食の仕入れ先、医療・介護、建設、不動産などの業界では、いまもFAXでの受発注が残っています。取引先から求められてから慌てないように、方法を知っておきましょう。

  • 複合機+固定電話回線:紙で受け取りたい場合
  • インターネットFAX:届いたFAXをPDFでメールやアプリで受け取れる。FAX機も固定電話回線も不要(→「インターネットFAXとは?」)

▶ FAX機も電話回線もなしで、スマホやPCでFAXを送受信できる
インターネットFAX「MOVFAX(モバックス)」の公式サイトを見る

業種別:おすすめの通信インフラ構成

業種 回線 電話番号 携帯 FAX
飲食店 光回線 クラウドPBX または固定電話 オーナー用に1台 仕入れ先しだい(インターネットFAX)
美容サロン 光回線 クラウドPBX オーナー用に1台 基本は不要
ネットショップ 光回線(自宅) 050番号 または クラウドPBX 必要に応じて 基本は不要
フリーランス・士業 光回線 または モバイルWi-Fi クラウドPBX 事業用に1台 士業は取引先しだい

まとめ:通信インフラの手配チェックリスト

  • ☐ 事業用の電話番号の種類を決めて取得した
  • ☐ 店舗・事務所の光回線を申し込み、工事日を決めた
  • ☐ 開通までのつなぎ(モバイルWi-Fi)を用意した
  • ☐ 事業用スマホを用意した
  • ☐ 取引先がFAXを使うか確認した

業種ごとの開業準備は、こちらの記事もどうぞ。

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